サブバッテリーシステムとソーラー充電

サブバッテリーシステムを組むと言う選択肢

今は良いポータブル電源がありますので、ポータブル電源を使用するのがおすすめですが、サブバッテリーシステムを組む、ソーラー充電と言うのも選択肢の一つとしてご紹介いたします。

要点は以下の通り

①鉛バッテリーかリン酸鉄リチウムイオンバッテリーか
②使用する電化製品がどれくらい使用できるかでバッテリーの容量を決める
③使用する電化製品によってインバーターの能力を決める
④ソーラーパネルは何Wを何枚、直列で繋ぐか並列で繋ぐか
⑤使用するケーブルの太さと長さ

※ただし30Vを超えるシステムで端子の圧着などの作業が発生する場合は電気工事士資格が必要です。
※走行充電については今回は無しです。ソーラー充電で賄う前提です。

サブバッテリー置き場が車外なら鉛バッテリー

サブバッテリーは最初M27MFが1個しかなかったのでM31MFを4個に増設(画像は3個ですがもう1個は反対側にあります)
サブバッテリーは最初M27MFが1個しかなかったのでM31MFを4個に増設
(画像は3個ですがもう1個は反対側にあります)

リン酸鉄リチウムイオンバッテリーはデリケートなので風雨にさらされる場所の設置は不向きです。
あと、値段が高いので数年で鉛バッテリーを買い換えてもコスパ的にはあまり変わらないかも・・・。
しかし、鉛バッテリーは1個25kgくらいあってめっちゃ重たい!リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは圧倒的に軽いので車両重量や燃費を気にする人にはお勧めです。


ソーラーパネルは単結晶の物を選びましょう

元々100Wのソーラーパネルが1枚付いていましたが1枚追加して200Wに増設しました
元々100Wのソーラーパネルが1枚付いていましたが1枚追加して200Wに増設しました

単結晶の方が発電効率が良いです。
私の場合は100Wを2枚、並列で接続しています。

ここからは参考までにしてほしいのですが(間違ってたらゴメンナサイ!)

●直列の場合(電圧は2倍、電流は一定)
パネル1枚が最大20Vの5Aで発電した場合、パネル2枚で40Vの5Aで充電、電流が少ない分、安価で入手しやすいより細い電線を使うことができます。
配線マジで高いのよ!!( ノД`)シクシク…
また、電圧が高まるため、電線の抵抗による電力損失は相対的に抑えられます。
サブバッテリーシステムにおいてはあまり関係ないかも知れませんが、高電圧の製品を使う時に効率的です。

あ!法律的に30Vを越える工事は電気工事士の資格が必要になります!)
(配線を切断したり圧着作業がない場合は触れていないようです。)

そして、パネルをさらに増設してもケーブルの太さは大丈夫。しかし直列は片方のパネルが日陰になると発電効率が一気に落ちるため、バイパスダイオードが必要。(バイパスダイオード付きのパネルもある)

●並列の場合(電圧は一定、電流は2倍)
パネル1枚が最大20Vの5Aで発電した場合、パネル2枚で20Vの10Aで充電、並列につなぐと、電池に蓄えられる電気の量は倍になります。
ただし、パネルをさらに増設すると電流も増えるのでケーブルもそれに合わせて交換する必要があります。
電流が増加するので、並列は片方が日陰になっても発電効率が落ちにくく、安定した電力供給が可能です。

片方のパネルが日陰になっています



※性能低下、最悪の場合損傷を防ぐため、同じ電圧のパネルを使用してください。

と言うことで私は、並列で使っています。

電線の許容電流はこちらを参考


チャージコントローラーはPWMではなく高効率なMPPT方式を選びましょう

これは後からでも交換できますので予算が厳しい方、鉛バッテリーで構築する方はPWM方式でも大丈夫です。


バッテリー間のケーブルの長さは同じにしましょう

ケーブルの長さが違うと、抵抗も違ってロスが発生するため、バッテリー間のケーブルの長さは同じにすると良いでしょう。


電子レンジを使うならインバーターは2000W以上

私が最初に購入した安物の電子レンジは恐らく突入電力がとんでもなかったのか動きませんでした。
電化製品は動き出しにかなりの電力を消費する物があるのでインバーターは十分余裕のあるものを選びましょう。

2000Wの正弦波インバーターを設置しました
2000Wの正弦波インバーターを設置しました

また、インバーターも純正弦波の製品を選びましょう!
安いインバーターは最大許容量などをかなり盛ってることがあるので要注意です!(特に大陸製のは)

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