ハイエース

私が以前乗っていた中古で購入した200系1型スーパーGL(ガソリン)

諸元表(2WD)

※グレードや定員等で異なりますので正確にはメーカーサイトをご確認ください。

グレードスーパーGLスーパーGLDXDXスーパーロング
ナンバー4ナンバー1ナンバー4ナンバー1ナンバー
ボディ幅標準ワイド標準ワイド
ルーフ形状標準ルーフミドルルーフ標準ハイルーフ
全長(mm)4,6954,8404,6955,380
全幅(mm)1,6951,8801,6951,880
全高(mm)1,9802,1051,9802,285
最小回転半径(m)5.05.25.06.1
内側寸法(長)(mm)3,000/1,8553,000/1,8403,000/1,9603,540/2,070
内側寸法(幅)(mm)1,5201,7051,5451,730
内側寸法(高)(mm)1,3201,3901,3351,635

ガソリン車かディーゼル車か?

結論から言うとレジャー使用目的の私の場合、ガソリン車で問題ありませんでした。

購入当時、同程度のガソリン車とディーゼル車では車両価格に30万円ほどの差がありましたが、乗った年数と距離から考えても購入した燃料代が、車両価格差を埋めることは無かったと思われます。

下の表は、メリットとデメリットを単純に○と×の二択で表してみました。

ガソリン車ディーゼル車
燃費×
燃料代×
パワー2.0× 2.7○
騒音×
新車価格×
リセール×
壊れにくさ×
アドブルー補充の手間×

※壊れにくさはディーゼルに〇を付けましたが、私が乗っていたガソリン車は走行距離14万kmまで乗りましたが故障はありませんでした。

※ハイエースの尿素水溶液(アドブルー)のタンク容量は7.4Lで、1000km走行すると約1L消費しま す。
尿素水溶液の残量がなくなるとエンジンの再始動ができなくなります。
アドブルーは1Lあたり400円ほどで、5L毎で販売されていることが多いため、「5,000kmごと」に5L補充するのが一般的だそうです。

※騒音についてはやはりガソリン車の方が静かです。友人のディーゼル車に乗った時はガラガラ音が少し気になりました。

※私は2.0リッターガソリン車に乗っていましたが、山道の上りではどうにもキックダウンするのでパワーの無さを感じました。


自作ベッドキットは床張りはせずベンチをボルト止め

床張りはしませんでしたが特に不便はありませんでした。
構造変更はしなかったので毎年、車検の度に降ろしていました。

手間ではありましたがちょうど良い大掃除でした。


標準ボディにベッドキットを自作して実際に感じたこと

4年乗って現在のグローバル アスリート(ライトキャブコン)に乗り換えたのですが、ハイエースで車中泊して思ったことをまとめました。

夏はどうにも暑い!

ハイエースはエンジンが助手席下にあるため、夏の車中泊は地獄でした。
目的地に到着してエンジンが冷めてから寝るまでの時間の計算が必要です。

以前、真夏に湘南に行こうと金曜日の夕方出発して、22時頃に目的地に到着して寝ようとしたら窓を開けようが扇風機を回そうが暑くて一睡もできませんでした。

反対に冬はエンジンと駆動系の余熱がちょっと床暖房みたいに暖かいです。


荷室に3人が川の字で寝られるのは子供が低学年まで

標準ボディの内側横幅の1,520mmはダブルベッド(1,400mm)やワイドダブルベッド(1,540mm)と同じくらいです。

タイヤハウジング(幅約200mm)があるので、その上にベッドキットを置かないとシングルベッド(970mm)よりちょっと広い程度になってしまいます。

子供が小学3年生の時にハイエースを購入したのですが、荷室にベッドキットを作って3人が川の字になって寝られたのは小学校4年生まででした。

セカンドシートを補強して子供の身長なら寝られるようにしたのですが嫌がったため、私が助手席に板を渡し、マットを敷いて寝ていました。

車内での行動は常にハイハイ

ベッドキットの高さは300mmほどで作ったので、ベッド床から天井までは1mほどなので車中泊時の行動は常にハイハイでした。

着替えもイモムシのように寝転んでモゾモゾもがいていました。

何をするにも荷物の移動

寝る、食べる、車で走り出す、何をするにも荷物の移動が必要になります。

1人旅だったらそうでもないですが、2人以上の旅だと荷物はかなりの量になるので、目的地について寝る準備をするにも荷物を荷室からセカンドシートや助手席に移動、朝起きて朝食をとるにも寝具などの荷物の移動、出発するにも助手席やセカンドシートの荷物の移動が必要になります。

これはハイエースに限らず本格的なキャンピングカー以外の車に言える事だと思います。
私はベッドキットの床下を荷物置き場にしていましたが、荷物の出し入れはかなり大変でした。

キッチンは必要なし!快適に寝られることが最重要

私は本格的なキャンピングカーに憧れていたので、ハイエースにもシンクや清水タンク、廃水タンクを置いていました。
流石にトイレはありませんでしたが、上記画像のミニシンクを置いたら荷物も増え、車内も狭くなりました。

肉を焼いたり、パスタを茹でたり、家にいる時と同じような料理をしましたが、当時使っていたタンクは12Lだったので、洗い物や歯磨きなどに使っているとすぐに使い切ってしまいました。

キッチンがあるとそれはそれで楽しいのですが、やはり最も重要なのは『快適に眠れること』なのでベッドスペースが狭くなることはお勧めできません。

旅行の要素と言うか醍醐味は『寝る』『入浴(温泉)』『美味しい食べ物』で、ホテルや旅館ならひと通り揃っていますが、車中泊旅では、ホテルに泊まらない代わりに、『寝るのは車』、『入浴は日帰り湯』、『美味しい食べ物は旅先のお店』です。

むしろこの方がもっと美味しい食べ物や良い温泉に出会える可能性がありますよね。

そう考えると車は『寝室』ですから、ポットとちっちゃな冷蔵庫(クーラーボックス)など、ホテルの客室にある程度の装備で十分ではないかと思います。

どうしても車内で食事する理由があるとしたら『店がない』『店の営業時間外』『節約』ですので、家から持参した食べ物やコンビニやスーパーのお惣菜、カップ麺でも良いのではないかと思います。

レトルトや缶詰でも美味しい物はありますし、または旅先の海の幸など過熱しなくても美味しい物はあるので、寝室を狭くするならあまり手のかからない物をおすすめします。。

2WAYのベッドキットは必要ない

ベッドモードとテーブルモードの2WAYのベッドキットを作りましたが、最初は面白がってテーブルモードにしいたものの、車中泊旅で床下は荷物置き場になるためテーブルモードにすることはほとんどありませんでした。

上記の項目で言ったように、旅の楽しみとして食事は旅先のお店がおすすめですので車内でテーブルモードにする理由がないわけです。

それと我が家には犬(トイプードル)がいるのでテーブルモードだと犬が不便そうで可哀そうでした。
※ベッドキットを作った当時は犬はいなかった。

なので、収納として床下にアクセスできるようにするのは良いと思いますが、テーブルモードと言う考えは必要ないとの結論に至りました。


マットレス必須!できるだけ柔らかくて厚みのあるものを!

ベッドキットを作った当初は、マットレスを持ち込むつもりでタイルカーペットを貼っただけでしたが、マットレスを持ち込むとかなりの荷物になるため、合皮レザーとウレタンマットでマットレスを自作しました。

私が自作したのは4cmほどの厚みでしたが、7、8cmの厚さがあれば寝心地も良く、そこに寝袋を敷いて寝られると思います。


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