車中泊時の空調

寒さ対策

車中泊時の暖房は以下の4つが主なものになりますが、導入しやすいものほど体に直接触れて温めるものになります。
これだと室内は寒いままなので手指の寒さはつらいものがあります。

車内を温めるにはガスや灯油などの燃料を燃やすのが効果的ですが、一酸化炭素中毒の危険性があります。
換気を行い、一酸化炭素チェッカーで安全を確認する必要があります。

一酸化炭素チェッカーは安くても良いので車内で火を使わずとも必ず置いておいた方が良いです。
ちなみに私が持っている一酸化炭素チェッカーは2,000円程度で、アバウトなのか、一酸化炭素の他にサブバッテリーを充電する時に発生する水素にも反応して鳴りました。

個人的には1000Wクラスのカーボンヒーターが一番効果的でした。
ハイエースに乗っていた頃、1000Wのカーボンヒーターを使っていましたが、これが一番暖かかったです。
火災の危険性はありますが、ガスストーブや石油ストーブのように直接火を使わないので一酸化炭素中毒の危険性がないのと温度調整ができるのが一番の理由です。
ただし、電気を使うのでRVパークやオートキャンプ場限定でした。
カーボンヒーターの使用を推奨するわけではありませんので自己責任でお願い致します。

使い捨てカイロ・・・安い。寝袋に何個か入れておくとそこそこ暖かい。

電気毛布・・・消費電力が小さいのでポータブル電源で使用可能。

電熱ベスト・・・モバイルバッテリーで使用可能。購入時は発熱帯がどこにあるか要確認。(安物だと背中だけとか胸だけとか一部分にしかない場合があります。)

湯たんぽ・・・就寝時はこれが最強。就寝前にコンロでお湯を沸かせば車内も暖かくなります。(一酸化炭素チェッカー必須です。)

ストーブ/ファンヒーター・・・電気式は小型の物でもかなりの消費電力なので大型のポータブル電源でも数時間しか使用できません。RVパークやオートキャンプ場など電気が使えるところならば1000Wクラスの物があったらかなり暖かく過ごせます。カセットガス式や灯油式のものは暖かいですが一酸化炭素中毒の危険性があります。そもそも車内で使用をOKとする製品は無いです。

FFヒーター・・・灯油やガソリンを燃焼し、熱交換を行い二酸化炭素は車外に排出するタイプのヒーターです。キャンピングカー等に装備されていることが多いです。単品で購入することも可能ですがDIY技術が無いと火災などの事故の原因になりますので素人に取り付けは難しいです。

暑さ対策

すべてDAISOで手に入る材料で作りました。
気休めですがご参考までに載せておきますね。


結論から言ってしまうと大容量のサブバッテリーシステムを搭載しているか、電気が使えるRVパークやオートキャンプ場でない限り、夏の暑さ対策は厳しいです。
上の画像のスポットクーラーを自作したりしましたが夏の車内では意味がありませんでした。

気化熱を利用するタイプの冷風扇やペルチェ素子を使ったクーラーも試してみましたが意味がありませんでした。

特に、私が乗っていたハイエースはエンジンが助手席の下にあるため、目的地に到着してからしばらくはエンジンの熱で車内が異常に暑くなります。

なので、夏の車中泊は涼しい所に行き、日陰や風通しの良い場所に車を停め、網戸と扇風機で常に換気を心がける・・・これに尽きるかなと思います。


涼しいところに行く(標高1200m以上)・・・最近は標高が高くても暑い気がしますが、朝晩はかなり涼しいです。

網戸・・・窓用、ハッチ用など、汎用品から専用品まであります。風通しが良くなるのは良いのですがプライバシーと防犯性が低くなるのが問題です。

扇風機/サーキュレーター・・・DCモーター搭載の製品は静かで省電力でとてもおすすめです。車内で使用するなら全方向に風を送れるサーキュレーターがおすすめです。

スポットクーラー・・・電気が使えるRVパークやオートキャンプ場ではこれがおすすめです。大容量のポータブル電源では数時間が限界です。一般家庭用エアコンの6畳用(2.2kw)程度の能力があるものもあります。実際、私もキャンピングカーで使っていますが、正直、そこまでの能力は無いです。それとコンプレッサーを背負っているので音がうるさいです。重さも25kgあってめっちゃ重たいです。もし購入をお考えの方は、冷房能力、消費電力、騒音値をご確認ください。

カーエアコンって一般家庭用の4kW~5kWの能力なんです・・・

真夏の車内はスポットクーラーではまず冷やせません。

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